おそのランへの道 再出発

ケガでランから離れてしまったが、あの充実した日々に戻る為、再出発を誓ってブログを始めました。

酔っ払いランナーその②(館山若潮マラソン)

おそのです。
人生初二日酔いで完走した、第40回館山若潮マラソンレポの続きです。


2020年1月26日(日)天気:雨 最高気温:7.8℃
10時 第40回館山若潮マラソン フルの部スタート!!


がんばってー!
いってらっしゃーい!!
沿道の応援を横に、スタート直後からトイレに行きたくてたまらない二日酔いランナーおその。
心拍数が上がる毎に頭痛が激しくなってくる。
はたして42.195キロもつのか…???
とりあえず、今日の目標は無理せず、行けるところまで。
そして今は速やかにトイレを済ますことだけ考えよう。
もう10回近く参加しているこの大会、常設トイレの位置は頭に入っております。
とりあえず1キロ先の海沿いのトイレを目指して頑張ります。


目的のトイレは…よし、並んでない!
常設トイレの良いところは、きれい、空気がこもってない、女性ランナーはすぐに入れる!(男性ランナーさんは参加人数が男性のほうが多いからいつも並んで大変だなあと思います。それでも道端では無く、ちゃんと並ぶランナーさんには好感が持てます。)


トイレを済ませてコースに戻ると…
人がほとんどいない。


あれ、これはまさか最後尾…???


さすがにあせってちゃんと走ります。
とりあえず何人か抜いていくと、目の前に風船をつけたペースランナーを発見。
その背中には、「6時間」(制限時間)。


ぬ、抜かしておかなければ…。


フラフラとペースランナーを抜かして、とりあえず自分のペースをつかみます。
ガーミンを持っていなかったので大体のカンですが、おそらく6:40位だったかな。
とりあえずこのくらいのペースでポテポテ走ります。
そしてようやく第一給水所を発見。
いつもはスルーするのですが、喉が砂漠のごとく乾いていたので(二日酔い症状)、
苦手なスポーツドリンクをチョイス。
アルコール分解にはスポドリが良いと聞いたので迷わず選択。
ごくごくごくごく…
し、浸みる…!!
スポドリがこんなに胃に浸みるなんて…!!!!
ちょっと回復してから後方のペースランナーを意識してさっさと先を急ぎます。


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ここで今回のウェアを紹介します。
この大会は季節は1月下旬、天気は雨、最高気温7.8℃。
海沿いなので風も強いです。
真冬で雨だと一番の大敵は寒さです。
上下タイツに半パン、長袖、防水のランニング用レインコート。
そして秘密兵器、「ランニング用腹巻」と「ゴアテックス防水手袋」。
ランニング用腹巻ですが、ウェットスーツと同じ素材でできており、これさえ装着すればどんな極寒な大会でも凍えることはありません。
どんなにびしょ濡れでもお腹周りはポカポカ。
逆に極寒な大会でないと暑くて死にます。
真冬&雨でないと登場しない代物ですが、本当にお勧めです。


そして極寒の雨の大会では手袋も防水でないと凍えます。
(雪の長野ではキッチン用ゴム手袋でも指先が痛かったので、大会後すぐに防水ゴアテックス手袋を買いました。)
途中暑くなって外したくなるのですが、外したら最後凍えるのはわかってましたので、ゴールまで一度も外しませんでした。
この2つのおかげで最後まで寒い思いをせずに走り切れました。


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13キロ地点
限界を迎えます。
とにかく頭が割れそうに痛い、気持ち悪い。


館山若潮マラソンは海沿いなのでアップダウンの多いコースなのですが、二日酔いのからだにはかなり堪えます。
いつもは17キロ地点で一度疲れを迎えるのですが(この大会ではどんな時でも不思議と17キロ地点で1度やる気をなくします。)、まさかの4キロも手前で心が折れるとは。
これはもう今日はハーフで終われという意味だな、と勝手に解釈し、あと8キロがんばるか~とテレテレ走ります。
登りは途中で歩き出します。


館山若潮マラソンは普段エイドには必ずクリームパンが置いてあったのですが、今回はそれが無く、代わりにアミノ酸やらスポーツようかんが置いてありました。
クリームパンLOVEな私は毎回それが楽しみだったのですが、今回ばかりは二日酔いで食欲0だったので、あまり未練を感じなかったのが逆に救いだったかも。
エイドではとにかくスポドリを飲んで水分補給に努めます。


ようやくアップダウンのコースを抜けて、フラットなフラワーラインに入ります。
館山名物フラワーラインは沿道に菜の花が植わっており、ちょっとテンションが上がります。この大会の目玉コースといってもいいかもしれません。
フラワーラインの三分の二くらいの地点がちょうどハーフになり、第2関門となります。
そう、今回の大会のゴールです。(違う。)
は~、辛かった~、ようやく終われる~とフラフラ第2関門を通過しましたが、まだ10分ほど制限時間に余裕があるとのこと。
時計を持ってない&関門時間も知らないので、応援している人が叫んでいる情報なのですが、どうやらまだ終わりではないらしい。
(自分ではすでに関門アウトだと思っていた)
あれ、終わりじゃないの…?
えー…。
(エイドで)スポドリ頂きます~。ごくごく。
ぷはー。
…。


…いくか。
次で捕まえてもらおう。


自らリタイア経験が無い私は、自分から終わらせるという判断ができません。
関門に捕まれば大人しく連行されるのですが。


こんな不真面目ランナーのレポを読んで、真面目に取り組んでいる方はさぞかしイライラすることでしょう。(スミマセン)
こうして二日酔いランナーは第3関門での捕獲を夢見て先へ進むこととなったのです。