おそのランへの道 再出発

ケガでランから離れてしまったが、あの充実した日々に戻る為、再出発を誓ってブログを始めました。

つらすぎる…

おそのです。


最近暑いですね。
マスク通勤がしんどくなってきました。
普段は階段派なのですが、最近ではマスク蒸れ防止のため、心拍数を上げないようにエスカレーターにお世話になっております。
会社でもエレベーターに乗る始末。


どこかに涼しくて、通気性の良く、ファンデーションがつかない(重要)、快適なマスクはないのでしょうか。
一度涼しいとうたい文句のマスクを買ってみたのですが、綿100%であまり通気性が良くなく、やはり蒸れます⤵
ヨネックスがこれから販売予定のマスクが気になりますが、殺到しそうで買える自信がありません。
一応争奪戦に参戦するつもりではあります。


そう、タイトルの辛すぎるというのは、ランニング中のマスクなのです。
最近では気温の高い屋外ではマスクを外してもOKとされてますが、やはりハアハア走っている人がノーマスクだと、すれ違う通行人は不快かなあと思ってしまって。


今は走る時間帯を人気のない夜遅くにしてます。
日中よりは涼しい(最近は夜でも暑い~)、人通りが少ない、日に焼けない、という理由で。
スタート時は人通りがあるのでマスクを装着しながら走ります。
周りに人がいなくなったのを確認して、顎にずらして空気を取り入れます。


前方に人影をとらえたらすかさずマスクをする→通過して距離が取れたら顎にずらす→後方から自転車の音が聞こえたらささっとマスクをする→通過して距離が取れたら顎にずらす→エンドレス。
というのを繰り返しながら走っております。
たまに人が重なると、非常に苦しい。
かなり消耗するので間に歩きを挟みます。
はたしてこれはランニングなのか?と疑問に思う瞬間があります。
「暑いよ、苦しいよ~」と心の声が漏れる時もあります。
こうなるとランニングが辛く苦しいものになってしまいますが、ミジンコ並みの体力を回復させるため、ぐっとこらえてしばらくは頑張ろうと思います。
但し、無理はしないように。


ほんの数か月前、マスクなど気にせず走れたあの頃が懐かしいです。
これからもっと暑くなってきます。
皆さんはどのような対策をしていますか?

酔っ払いランナーその③(館山若潮マラソン)

おそのです。
館山若潮マラソンレポの続きです。


冷たい雨の中、二日酔いで絶不調の中出発した館山若潮マラソン。
ハーフで終わろうと決めたもののギリギリ関門に間に合ってしまい先を急ぐことになりました。


ギリギリ関門に間に合うということは、体力もギリギリなわけで。
周りのランナーは半分くらい歩いてました。
そんな中、斜め前に軽やかに走っているおじさま2人が。
楽しそうにおしゃべりしながら、なんと、1人が傘を差したまま走っていらっしゃる!
ああ、雨降ってますものね…。
いやいや。
風も強いというのにスタートからずっと傘を差してきたんですか!
傘を差しながら20キロ以上走るなんて…腕がちぎれそう。
そんな心配をよそに、おじさまたちは優雅に先を行ってしまいました。


まだまだ絶不調の私は右手の海を眺めながらかろうじて走ってました。
次の関門は確か27キロあたりだったかな。
よし、あと6キロでゴールだ。(違う)
そこまで行けばバスで会場まで連れて行ってもらえる。
頑張ろう。
そんな不純な気持ちでフラフラ走っていると、
なんと。
スタートから24キロ地点であれが出ることになるのです。


その名は
「ランナーズ・ハイ」


かつて過去に1度だけ経験のあるランナーズ・ハイ。
初めて経験した大会も実は館山若潮マラソン。
その日も朝から調子が悪く抑え気味に走っていましたが、25キロ地点から急に元気になり、足の疲れも一切感じることなく、後半の上り坂を見るとなぜか嬉しさがこみ上げるという変態っぷり。
上りもガンガン走り、むしろ上りの方がスピードアップ。
一番つらくなる35キロ~40キロあたりは楽しく楽しくて。
そして最後の2キロで、この大会で一番のスピードが出ました。
ほとんどダッシュに近かったです。
ごぼう抜きとはこのことか~!と思いながら猛スピードでゴールゲートをくぐりました。
本当に不思議な体験でしたね。
あの後、他の大会でもランナーズ・ハイにならないかな~と期待しながら走ってみるも、出る様子はみじんもなく。
いつかまた経験してみたいなあと思っておりました。


それが、再度、お目見えすることになったのです。
(※注意※長くは続きません)
24キロ過ぎ、急に吐き気がスッと収まりました。
頭痛もありません。
そう、急に体調が回復したのです。
あれ?なんだか調子が良いかも。
前かがみになっていた姿勢を正すと、急にサクサク走れるようになりました。
ようやくアルコールが抜けた~!とほっとしました。
これでようやく他のランナーと同じスタート地点に立てたのです。(笑)


第3関門まであっという間でした。
リタイアなんてしません。
華麗にスルーです。
調子が良くなると急にお腹が空き始めます。
丁度いいタイミングでエイドでアミノゼリーをゲット。
館山若潮マラソンはクリームパンエイドが大会の目玉だったのですが、残念ながら今回は無く、代わりにランナーに優しい給食が色々用意されていました。
特にアミノゼリーは2か所にあってとても助かりました。


このままあの時と同じようにどんどんスピードアップするのか???と期待しながら走り続けました。
しかし途中で不幸が訪れます。
実はクリームパンが出ない情報は事前に来ていたのですが、ここまでエイドが充実しているとは知らず、エイドにエネルギーになるものがなかった時のために自分で準備していたのです。
消費期限切れのメダリストゼリー(ブドウ味)を。
たしか30キロ過ぎだったでしょうか。
せっかく持ってきたし、メダリストゼリーでも補給しよう♪
消費期限…1年位切れててもへーきへーき♡
ごくごく!!
味は…たぶん、大丈夫!
…。
…。
1キロくらい進んで…


き、気持ち悪い…。チーン。


ここでランナーズ・ハイ終了。
24キロ~31キロのわずかなひとときでした。


そして復活した吐き気と闘いながら(これは二日酔いでもなんでもなく自身が招いた事故です)、第4関門(33キロ地点)をギリギリですり抜けます。
本当であれば40?41キロ当たりにもう1個関門があったはずなのですが、今回はありませんでした。
と、いうことはゴールが確約されたことになります。
もう捕まえてはもらえません。
とにかく自分の足で帰らなければ。


エイドでは毎度麦茶(ホット・砂糖入り)を頂き、なんとか最後の坂を下ります。
40キロ手前の自衛隊前交差点では毎回自衛隊の皆さんが応援してくれます。
そしてどんなに疲れていても、ここでは必ず姿勢を正してシャキシャキ走ります。
姿勢がいいと、自衛隊のお兄さんが「良い走りですよ!」「姿勢良いですね!」と褒めてくれます。
日頃体を鍛えている人に走りを褒めてもらえるとテンション上がりますよね。
やせ我慢で自衛隊エリアをスルーした後は、ゴールまでフラットな道を進みます。
そして必ずと言っていいほど残り2キロ位からやさぐれ始めます。
残り1キロの1キロって、絶対1キロじゃない。もっとある。
という謎の不信感を覚え始めます。
これってあるあるですよね???


ゴールまであと500メートルあたりからまた姿勢を正します。
なぜなら、もしかしたら知り合いがいるかもしれないから(笑)
普段ボッチランナーではありますが、実は数少ないラン仲間がいるのです。
特にチームというわけではなく、顔を合わせるのも年1回あるかないか、連絡はラインのみという少人数のラン仲間なのですが、その1人が今日の大会に参加しているという情報がありまして。
もし会えるとしたら、このゴール地点。
見られているかもしれない、と再び背筋を伸ばしやせ我慢走りをします。
ちらちらと沿道を見ながら、しかしラン仲間を発見することはできずに会場へ。
両脇を菜の花で飾られた花道を通ってようやくゴール!!!
(ゴール後思ったよりスタスタ歩けたのはランナーズ・ハイの名残に違いない…)


正直、今回はゴールできるとは思っていませんでした。
スタートからゴールまでの間、体調の乱高下の激しいこと。
途中せっかく発揮されたランナーズ・ハイを消費期限切れのゼリーに潰されるという経験をし、なかなかの大会だったなあとしみじみ感じました。
そのまま流れるように参加賞のバスタオルをかけてもらい、お水をもらい、ようやくここで大好きなクリームパンにありつけ、そしてご褒美の豚汁コーナーへ!
冷えた体に豚汁が染みます。


そしてようやくびしょ濡れのウエアを着替えてほっとしながら携帯をチェックすると、なんと、本日参加予定だったラン仲間、朝地元の駅まで行ったが、大雨と寒さに引き返したとの情報が。
…。
…。
最後の走りを返せ…。


ここで脱力している場合ではありません。
実は帰りの足がまだ決まってないのです。
電車だと3時間はかかる。
できたら東京駅までバスに乗りたい。
ポチポチ…
なんと、丁度良い時間帯に1席空きアリ!!!
逃してなるものかと光の速さでゲットし、帰りも無料バスを利用することなく館山駅まで2.5キロ歩き(果たしてこの日は何キロ移動したのだろうか)、無事バスに乗り込み東京に帰ることができました。


以上、初めて二日酔いで参加した大会レポでした。
この経験から、マラソン大会前日は、お酒はダメ、絶対。ということがわかりました。
以後気を付けます。
一番つらかったのは行きのバスかな…(遠い目)


またこの場を借りて、館山若潮マラソン大会の運営の皆様、ボランティアの地元の皆様に御礼申し上げます。
コースの途中で去年の台風の爪痕がかなり残っているのが目につきました。
大変な中、開催していただけたこと、応援していただけたことに感謝しております。
現在新型ウイルスの影響で数々の大会が中止になっておりますが、館山若潮マラソンに参加できることを楽しみにしております。


ではでは。

酔っ払いランナーその②(館山若潮マラソン)

おそのです。
人生初二日酔いで完走した、第40回館山若潮マラソンレポの続きです。


2020年1月26日(日)天気:雨 最高気温:7.8℃
10時 第40回館山若潮マラソン フルの部スタート!!


がんばってー!
いってらっしゃーい!!
沿道の応援を横に、スタート直後からトイレに行きたくてたまらない二日酔いランナーおその。
心拍数が上がる毎に頭痛が激しくなってくる。
はたして42.195キロもつのか…???
とりあえず、今日の目標は無理せず、行けるところまで。
そして今は速やかにトイレを済ますことだけ考えよう。
もう10回近く参加しているこの大会、常設トイレの位置は頭に入っております。
とりあえず1キロ先の海沿いのトイレを目指して頑張ります。


目的のトイレは…よし、並んでない!
常設トイレの良いところは、きれい、空気がこもってない、女性ランナーはすぐに入れる!(男性ランナーさんは参加人数が男性のほうが多いからいつも並んで大変だなあと思います。それでも道端では無く、ちゃんと並ぶランナーさんには好感が持てます。)


トイレを済ませてコースに戻ると…
人がほとんどいない。


あれ、これはまさか最後尾…???


さすがにあせってちゃんと走ります。
とりあえず何人か抜いていくと、目の前に風船をつけたペースランナーを発見。
その背中には、「6時間」(制限時間)。


ぬ、抜かしておかなければ…。


フラフラとペースランナーを抜かして、とりあえず自分のペースをつかみます。
ガーミンを持っていなかったので大体のカンですが、おそらく6:40位だったかな。
とりあえずこのくらいのペースでポテポテ走ります。
そしてようやく第一給水所を発見。
いつもはスルーするのですが、喉が砂漠のごとく乾いていたので(二日酔い症状)、
苦手なスポーツドリンクをチョイス。
アルコール分解にはスポドリが良いと聞いたので迷わず選択。
ごくごくごくごく…
し、浸みる…!!
スポドリがこんなに胃に浸みるなんて…!!!!
ちょっと回復してから後方のペースランナーを意識してさっさと先を急ぎます。


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ここで今回のウェアを紹介します。
この大会は季節は1月下旬、天気は雨、最高気温7.8℃。
海沿いなので風も強いです。
真冬で雨だと一番の大敵は寒さです。
上下タイツに半パン、長袖、防水のランニング用レインコート。
そして秘密兵器、「ランニング用腹巻」と「ゴアテックス防水手袋」。
ランニング用腹巻ですが、ウェットスーツと同じ素材でできており、これさえ装着すればどんな極寒な大会でも凍えることはありません。
どんなにびしょ濡れでもお腹周りはポカポカ。
逆に極寒な大会でないと暑くて死にます。
真冬&雨でないと登場しない代物ですが、本当にお勧めです。


そして極寒の雨の大会では手袋も防水でないと凍えます。
(雪の長野ではキッチン用ゴム手袋でも指先が痛かったので、大会後すぐに防水ゴアテックス手袋を買いました。)
途中暑くなって外したくなるのですが、外したら最後凍えるのはわかってましたので、ゴールまで一度も外しませんでした。
この2つのおかげで最後まで寒い思いをせずに走り切れました。


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13キロ地点
限界を迎えます。
とにかく頭が割れそうに痛い、気持ち悪い。


館山若潮マラソンは海沿いなのでアップダウンの多いコースなのですが、二日酔いのからだにはかなり堪えます。
いつもは17キロ地点で一度疲れを迎えるのですが(この大会ではどんな時でも不思議と17キロ地点で1度やる気をなくします。)、まさかの4キロも手前で心が折れるとは。
これはもう今日はハーフで終われという意味だな、と勝手に解釈し、あと8キロがんばるか~とテレテレ走ります。
登りは途中で歩き出します。


館山若潮マラソンは普段エイドには必ずクリームパンが置いてあったのですが、今回はそれが無く、代わりにアミノ酸やらスポーツようかんが置いてありました。
クリームパンLOVEな私は毎回それが楽しみだったのですが、今回ばかりは二日酔いで食欲0だったので、あまり未練を感じなかったのが逆に救いだったかも。
エイドではとにかくスポドリを飲んで水分補給に努めます。


ようやくアップダウンのコースを抜けて、フラットなフラワーラインに入ります。
館山名物フラワーラインは沿道に菜の花が植わっており、ちょっとテンションが上がります。この大会の目玉コースといってもいいかもしれません。
フラワーラインの三分の二くらいの地点がちょうどハーフになり、第2関門となります。
そう、今回の大会のゴールです。(違う。)
は~、辛かった~、ようやく終われる~とフラフラ第2関門を通過しましたが、まだ10分ほど制限時間に余裕があるとのこと。
時計を持ってない&関門時間も知らないので、応援している人が叫んでいる情報なのですが、どうやらまだ終わりではないらしい。
(自分ではすでに関門アウトだと思っていた)
あれ、終わりじゃないの…?
えー…。
(エイドで)スポドリ頂きます~。ごくごく。
ぷはー。
…。


…いくか。
次で捕まえてもらおう。


自らリタイア経験が無い私は、自分から終わらせるという判断ができません。
関門に捕まれば大人しく連行されるのですが。


こんな不真面目ランナーのレポを読んで、真面目に取り組んでいる方はさぞかしイライラすることでしょう。(スミマセン)
こうして二日酔いランナーは第3関門での捕獲を夢見て先へ進むこととなったのです。